衆院東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙が16日、告示された。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた初の国政選挙で、「政治とカネ」を最大の争点に、12日間の選挙戦の火ぶたが切られた。2選挙区で自民の不戦敗が確定した異例の補選の結果は、衆院解散戦略を含め、岸田文雄首相(自民総裁)の今後の政権運営を左右しそうだ。投開票は28日。
野党は党首らが都内を回った。補選全勝を目指す立民の泉健太代表は街頭演説で「裏金問題にノーの答えを出す選挙だ。自民党、岸田首相に処分を下すのはわれわれだ」と強調。維新の馬場伸幸代表は「クリーンな政治家を輩出して日本を大改革する」と述べた。参政党の神谷宗幣代表も支持を呼び掛けた。【時事通信映像センター】
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