国会の会期が残り1週間となり、政治資金規正法の改正を巡る攻防が山場を迎える中、立憲民主党の野田元首相が、岸田首相を追及した。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えする。
自民党は18日にも改正案の委員会採決を行う構えだが、野田元首相は、自民党案について「あまりにも小粒すぎた」と批判した。
立憲民主党・野田元首相:
出てきた案は、あまりにも小粒すぎました。この事態を矮小(わいしょう)化させようとする総理の思いがあったからではないか。
岸田首相:
事態を矮小化しようとしているのではないかというご指摘は当たらないと思っています。
立憲民主党・野田元首相:
なんで立憲民主党の党首と党首会談やらないんですか。お金集めとか、使い方とか選挙活動のルールっていうのは、ライバルと向き合って議論しなきゃいけないんですよ。それをなんでやらないんですか。
岸田首相:
調整に至らなかったことから、党首会談に至らなかった。
立憲民主党・野田元首相:
最初からスルーしてるってのは邪道だと思う。こんな前例作っちゃダメですよ。
一方、改正案の採決を巡っては、日本維新の会が国会議員に月100万円支給される旧文通費の改革をこの国会で実現しなければ「賛成はあり得ない」と揺さぶりをかけた。
自民党は18日にも委員会での採決に踏み切る構えだが、立憲民主党は、18日の岸田首相の答弁次第では採決に抵抗する構えで、攻防は最終局面を迎えている。
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