長崎市が展示の見直しを進める原爆資料館について、市は利用者目線の意見を集めようとワークショップを開きます。

18日はワークショップに参加する児童が原爆資料館を見学しました。

原爆資料館を訪れたのは、6年間を通して平和学習を行っている長崎市の城山小学校の5年生です。

中野遥月さん
「原爆の恐ろしさをしっかりと見て、他の小学生でも分かりやすいような展示内容にするために、城山小学校5年生でしっかり話し合いたい」

市が見直しを検討しているのは核兵器をめぐる国際情勢などを解説したり、原爆に関する映像などを上映するエリアです。

市は基本設計に利用者の視点を取り入れようと、この夏ワークショップを開きます。

3回のうち初回の参加者は18日に見学にやってきた児童です。

どう工夫したら同世代の子供に分かりやすく興味がわく展示になるのか。

5年生およそ80人は展示の分かりやすさを星の数で評価しながら、1時間半ほど館内を見て回りました。

長崎市平和推進課 学芸員 後藤 杏さん
「見学を通して子供たちから見て、実際どこが分かりにくかったとかつまらなかったとか」「キャプションが上の方にあって、子供たちだったら遠くて見えないとか、子供たちならではの意見を頂いて展示に反映させていただきたい」

ワークショップは19日に小学校で開かれ、「分かりやすい展示」や「理想の展示」などについて意見を交わします。

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