元東京都顧問で弁護士の小島敏郎氏が18日、小池百合子都知事が虚偽の学歴を記載した疑いがあるとして、公職選挙法違反(虚偽事項の公表)の容疑で東京地検に刑事告発した。小池氏はこれまで、卒業証書や卒業証明書を公表し、「大学が証明している」と説明している。

 小島氏は、小池氏が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会都議団の元事務総長で、月刊誌に今年、この問題で寄稿した。記者会見した小島氏によると、告発内容は、小池氏がカイロ大学(エジプト)を卒業していないのに選挙で「同大卒」などの肩書を長年公表した疑いがあるというもの。証明書類に不備があるなどと主張した。

 小池氏は18日、報道陣の取材に対し、立候補する20日告示の都知事選での学歴の扱いについて「これまで通りです」と述べた。(中村英一郎)

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