陸上自衛隊のオスプレイが19日、米軍岩国基地(山口県)から陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に飛来、到着した。17機目にあたり、これで陸自が導入予定の全機の配備が終わった。
同駐屯地への配備は来年7月9日までの暫定で、それまでに本来の配備先の佐賀空港(佐賀市)に移される。
防衛省は2020年7月から段階的に同駐屯地への暫定配備を進めてきた。佐賀空港への配備が地元漁業者との調整難航で遅れたことなどから暫定配備地を探し、同駐屯地が候補地になった。国は、5年を期限とすることで木更津市民や市議会などの理解を求め、市側の同意を得た経緯がある。
今回飛来した17機目は、今年5月11日に米国から船で運ばれた3機のうちの1機。同27日に岩国基地に到着後、米側の要員による点検、整備などを経て、木更津駐屯地に輸送された。
来年までに木更津から17機が移される佐賀空港では、新駐屯地の建設が昨年6月から空港西側の34ヘクタールで進んでいる。(堤恭太)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。