政府の洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、国会質問の見返りに「日本風力開発」(東京)の前社長から約7200万円の賄賂を受け取ったとして、受託収賄などの罪で起訴された衆院議員の秋本真利被告(48)=比例南関東、自民党を離党=について、東京地裁は20日、保釈を認める決定を出した。
保釈保証金は2千万円。2023年9月に東京地検特捜部に逮捕されて以来、勾留されていた。関係者によると、秋本議員は起訴内容を否認しているという。
秋本議員は19~22年、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業をめぐり、日本風力開発の参入に有利な国会質問を同社前社長から依頼され、その見返りに、趣味の競走馬関連の費用として23年までに計約7286万円の賄賂を受け取ったとして起訴された。
新型コロナウイルス対策の持続化給付金200万円を不正受給したという詐欺罪でも起訴されている。
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