自民党総務会に臨む森山総務会長(左から3人目)ら=16日午前、東京・永田町の党本部

 自民党は16日、派閥の政治資金パーティー裏金事件で離党勧告処分を科した安倍派幹部、塩谷立氏による再審査請求を却下した。森山裕総務会長が岸田文雄首相に報告し、処分が確定した。不服を唱える塩谷氏が求めた裏金事件の実態解明、説明責任などの課題は依然として残る。  これを受け裏金議員への自民党処分は完了した。森山氏は官邸で記者団に「これで国民の信頼を回復できる簡単な話ではない」と引き締めた。  塩谷氏は再審査が認められなければ離党届を提出する考えを示している。10日以内に離党届を出さなければ除名となる。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。