2025年大阪・関西万博の会場建設費上振れなどを受け、公明党大阪府本部代表の石川博崇参院議員らは16日、東京の経済産業省を訪れ、斎藤健経済産業相に経費削減努力などの情報公開を求める提言書を手渡した。
万博は、会場建設費が当初の1・9倍の最大2350億円に上振れし、運営費も増額されている。府本部は1月に万博予算検証委員会を設置し、対応策を検討。提言書で、日本国際博覧会協会に設置されたCFO(最高財務責任者)が定期的に会見するなど情報公開を求めた。収入確保策として、デジタルに加え紙のチケット販売なども提案した。
斎藤経産相は「(政府が立ち上げた)予算執行監視委員会の議論を踏まえ、しっかりと博覧会協会を指導していく」と応じた。終了後、検証委員会委員長の杉久武参院議員は「予算執行管理を博覧会協会任せにせず、国主導で管理監督しなければいけない」と強調した。【町野幸、長沼辰哉】
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