国会は会期末となる23日を前に21日、事実上の閉会を迎え、夕方には岸田総理大臣が記者会見を行います。
(政治部・澤井尚子記者報告)
岸田総理は先ほど、日頃は出席しない参議院自民党の会合に駆け付け、政治改革への思いを伝えたということです。
出席者によりますと、岸田総理は「色々な意見があったことは承知しているが、自民党が生き残るためにはあのような決断をするしかなかった」と理解を求めたということです。
20日、衆議院の会合では総理が不在のなか、中堅議員から公然と「リーダーとして説明が足りない」など不満の声が出ていました。
秋の自民党総裁選で再選を目指すなかで、こうした党内の声は無視できない状況にあります。
総理周辺は「総裁選での戦い方はある」と話します。
岸田総理は夕方の会見で、電気やガス料金の支援再開などを念頭に、予備費を使った物価高対策を打ち出す考えです。
7月と8月にも外国訪問を計画しています。
ただ、支持率は低迷し、総裁選への出馬も難しいとの声も出始めています。
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