2025年度の完成を目指していた東彼・川棚町の石木ダムについて、大石知事は完成時期と事業費の見直しを進めていることを明らかにしました。

大石健吾
「これまで総事業費285億円で令和7年度(2025年度)までの完成を目指してきたところだが、人件費や資材価格の高騰、建設業における働き方改革に加えて、反対住民による妨害活動の影響等を踏まえて、現在、見直し作業を行っている」

大石知事は、21日、県議会の一般質問で前田哲也議員の質問に対し、石木ダムの完成時期と総事業費を見直していると説明しました。

県公共事業評価監視委員会が事業費などの最終的な精査を行っているということです。

石木ダムをめぐっては、当初は1979年度の完成を目指していましたが、地元住民の反対などもあり、事業計画の見直しが続いていて、年度内に10回目の再評価が行われる予定です。

また、大石知事は川棚町からの要望を受けてダム周辺の道路や公園、広場などの整備を検討していて、計画の素案を「今年度(2024年度)のできるだけ早い時期に公表する」と述べました。

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