公共交通機関の利用促進につなげようと、長崎市が初めて取り組んだバスや路面電車の運賃無料デーについて、市は「新たなニーズの掘り起こしに効果があった」と検証結果を示しました。
鈴木史朗 市長
「無料デーに公共交通機関を利用した人のうち、約2割が日常的に利用していない人」
6月21日の長崎市議会の一般質問で鈴木市長は、市内のバスや路面電車の運賃無料デーについて「新たな需要の掘り起こしに大きな効果があった」と述べました。
運賃無料デーは物価高騰による市民の負担軽減などを目的に、市が約1億3800万円の補助を出し、2023年度に7回実施しました。
利用者は、のべ約105万人で通常の日曜日と比べると、1.6倍から1.8倍ほどに増えたということです。
一方、議員からは日常的な利用につなげるには運転士の働く環境の改善や車内広告に長崎出身のアーティストを起用するなど、「乗りたくなる工夫」も必要との指摘が出ました。
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