斉藤国交相は24日、首相官邸で岸田首相に対し、1月のJAL機衝突事故を受けた再発防止策についてに報告した。

斉藤国交相は、岸田首相から「今回のような痛ましい事故が2度と発生しないよう、取りまとめられた更なる安全・安心対策を速やかに実施する必要がある。このため、主要空港に配置する航空管制官を緊急に増員することをはじめ、航空安全対策の拡充を行う」ようにとの指示があったと明かした。

その上で斉藤国交相は、「航空機の離着陸にかかる監視体制の強化を図るため、まずは夏の繁忙期前に航空管制官を増員できるよう至急準備を進めていく」方針を述べた。

国交省が取りまとめた再発防止策では、滑走路誤進入の多くの原因であるヒューマンエラーの防止、ヒューマンエラーが事故につながらないようにするための注意喚起システムの強化、安全の最後の砦である管制官の体制の強化などが盛り込まれている。

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