新潟県上越市の中川幹太市長が「工場では高卒レベルの人が働いている」などとした差別的ともとれる発言をめぐり、市内の工場に謝罪しました。
【抗議文】
「市民の市政に対する信頼感の喪失など、今後の市政運営に計り知れない影響を与えている」
6月21日、議会から抗議文を受け取ったのは、上越市の中川幹太市長です。
中川市長は18日、議会での企業誘致に関する答弁の中で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言。
市には「差別的発言だ」などと抗議する多くの苦情が寄せられているということです。
中川市長の失言は今回だけではありません。おととしには地元商店街について「直江津の商店街はない」と発言し、商店街関係者から抗議を受け謝罪するなど、これまでも失言を繰り返してきました。
21日、今回の発言について市内の工場を訪れ、直接謝罪したという中川市長。
【上越市 中川幹太 市長】
「表現方法が間違っていたということで、これからは改めていきたい。信頼関係を回復していくように最大限力を尽くしていきたい」
中川市長は「自分に対する処分を考える」とした一方で、進退については「職責を全うしたい」と述べました。
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