岸田総理大臣と自民党の麻生副総裁は25日夜、東京都内のホテルでおよそ3時間、会食しました。
両氏の会食は先週18日に続き、2週連続となります。
ことし秋までに行われる党の総裁選挙を前に、菅前総理大臣が岸田総理大臣の対応を批判し、総裁選挙で刷新感を示すことが重要だと発言したほか、麻生派や茂木派の議員など党内の一部から批判的な声が出る中、党内情勢や今後の政権運営などをめぐって意見を交わしたものとみられます。
また、岸田総理大臣が意欲を示す憲法改正などの政策課題も話題になったものとみられます。
麻生氏は政治資金規正法の改正をめぐり、岸田総理大臣が公明党の主張を受け入れてパーティー券の購入者を公開する基準額を引き下げる判断をしたことに不満を持っているとされ、党内では緊密に連携してきた両氏の間に溝が生じているという見方も出ています。
こうした状況もあって、党内では両氏が短期間に2度会食したことに関心が高まっています。
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