法務省は26日、東南アジア諸国連合(ASEAN)と先進7カ国(G7)の若手法務官僚らによる協議会の初会合を東京都内で開いた。各国が抱える法務行政の課題について意見を交わし、「法の支配」の推進に向けて相互理解を深める。
協議会は昨年7月に東京で開催したASEAN・G7法相の「特別対話」で日本が主導して創設を決めた。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、ASEANとの結び付きを強めるのが狙い。アジア唯一のG7メンバーである日本として、懸け橋の役割を担いたい考えだ。
各国から法務分野で将来の中軸となる35歳前後の人材が参加。ネットワークの構築を目指す。
小泉龍司法相は会合の冒頭、「法の支配に関する共通の課題について議論し、ASEAN・G7の枠組みを超えた横のつながりを築いていただきたい」と語った。
ASEANとG7の若手法務官僚らと記念撮影に臨む小泉龍司法相(前列中央)=26日、東京都港区
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