10期目に入っている大分県姫島村の藤本昭夫村長(81)は27日、次の村長選に立候補しない意向を表明した。全国町村会、全国市長会によると、藤本氏は現在11期目の辻一幸・山梨県早川町長に次いで、現職では全国2番目の多選首長。辻氏も今期限りでの引退を表明している。
現在の任期は今年11月まで。藤本氏はこの日の村議会定例会の開会前に、議場で「次の村長選には出馬しません。体調がだんだん衰えてきている。40年やったので新しい風を入れた方がいい」と述べた。
藤本氏は1984年、7期連続無投票で村長を務めた父の急死を受けて立候補し、初当選。その選挙を含めて8回連続で無投票当選を重ね、2016年と20年は新顔との一騎打ちを制していた。(貞松慎二郎)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。