衆参両院の正副議長は27日、皇族数確保策を巡り共産、社民両党から意見聴取した。共産の小池晃書記局長は、政府の有識者会議の答申を疑問視し、女性・女系天皇を認めるべきだと重ねて主張。答申に沿った論点で議論を進める方法は白紙に戻すべきだと訴えた。

小池氏は意見聴取で、有識者会議の答申について「男系男子による皇位継承が不動の原則になっている」と指摘。憲法に照らせば、天皇は日本国民統合の象徴であり「女性だから天皇になれないのは憲法の精神に反する」と述べ、女性宮家や女性・女系天皇を正面から議論すべきだとした。〔共同〕

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