7月7日投開票の鹿児島県知事選挙には、届け出順に元県議会議員の米丸麻希子候補、市民団体共同代表の樋之口里花候補、現職の塩田康一候補のいずれも無所属の3人が立候補しています。

KTSライブニュースでは届け出順に、候補者の素顔に迫るシリーズをお伝えしています。

3回目は現職の塩田康一候補です。

会見や議会に臨む姿の印象が強い塩田候補の1日の選挙活動に密着し、普段の様子を探りました。

大粒の雨が降った6月22日の午前8時ー

塩田康一候補
「鹿児島市内がどうなるかということが全く読めない」

鹿児島市谷山の事務所で支援を呼びかけた現職の塩田康一候補。差し入れの甘酒を飲み干すと、選挙カーに乗り込み、鹿児島市内へと街宣に向かいました。

九州経済産業局長の職を辞し、新人として挑んだ前回の選挙戦。現職や元職など7人による乱戦を制して初当選を果たしました。

現職として挑む今回の選挙戦では、草の根で戦った4年前とは打って変わって、多くの政党・団体からの推薦を受け、組織的な活動を展開しています。

変わったものは他にもー

塩田康一候補
「出てきたものは基本残さず全部食べるので15%くらい増量した」

「残さず食べる」その言葉通り表敬訪問で試食がある際は、毎回のように完食してきた塩田候補。その結果なのか、4年前と比べると体形も様変わり。

一方で、変わらないものもー

前回の草の根選挙を支えた支援者たちとの交流です。

支援者
「これが本当の塩田知事だよ」

塩田康一候補
「いやいやそれは本当じゃない。サンタに化けているから」

冗談を言い合うなど距離感は当時のまま。

そんな塩田候補の右手に握られているのは、大好きだという焼酎のお湯割りです。

塩田康一候補
「あー疲れたな、眠たいなと思っても焼酎を飲んだら元気が出てくる」

選挙戦3日目の6月22日。選挙カーから道行く人に手を振り続ける塩田候補の左手は、すでに真っ赤に焼けていました。

正午過ぎ、昼食の時間です。

「メイク入りまーす」

「いただきます」

食事中でも途切れないスタッフたちとの会話。

そんな中、塩田候補の真っ赤な手を見たスタッフはー

スタッフ
「色塗ってきた?取材が来るからって」

塩田康一候補
「意地悪な人たちだね」

昼食を終えるとすぐに出発の準備です。

午後からは選挙カーで住宅街を重点的に回ります。

そんな中、街宣を聞きつけた支援者が走って車を追いかけてきました。

スタッフ
「今から奥様方のもとへ向かいますので待っていてください」

車はすぐにUターンして支援者の元へー

支援者の女性
「応援しています」

塩田康一候補
「86歳の方が走ってきました。うれしいですね」

声援を糧に選挙戦に臨む塩田候補。夕方になってもスタッフからもらったお菓子を笑顔で頬張るなど、車内の空気は明るいままです。

運転手
「バイパスに出ますね。バイパス!」

Q「ずっとこんな雰囲気ですか?」

塩田候補「いやいや、みんな真面目。カメラが入ったからちょっと楽しいふりをしている」

この日は夜まで鹿児島市内を回った塩田候補。少し疲れが見える場面もありましたが、手を振ってくれる支援者を見つけると、しっかりと応えていました。

塩田康一候補
「きょうも長い一日でしたね。県民の皆さんと触れ合ったりして頑張っていきたい」

鹿児島テレビではホームページ、アプリに県知事選挙特設サイトを開設し、3人の候補に行った政策などのアンケートや関連のニュースを掲載しています。こちらもぜひご覧下さい。

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