衆院憲法審査会は28日、予定していた幹事懇談会を開かずに流会した。森英介会長(自民党)が職権で開催を決めたことに反発した立憲民主党と共産党が欠席。憲法改正に前向きな自民など5党派は、代わりに非公式協議で条文案の骨格について意見を交わした。  野党筆頭幹事の逢坂誠二氏(立民)はブログで「全会派の合意なしに開催を決めた」と非難。与党筆頭幹事の中谷元氏(自民)は記者団に「秋の臨時国会に改憲原案を提出できるよう閉会中も議論したい」と強調した。  5党派の協議では、緊急事態時の議員任期延長など国会機能維持に関し、中谷氏が憲法審での議論を整理し、条文への記載が想定される事項を提示した。


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