候補者の演説に耳を傾ける市民
北区は自民、都民ファ、共産、維新の新人4人が対決。板橋区は自民元職と、いずれも新人の都民ファ、共産、維新の4人がぶつかる。足立区は自民、立民の新人同士の一騎打ち。 八王子市は自民新人と諸派元職の一騎打ち。府中市は自民と無所属2人の新人による三つどもえ。南多摩は都民ファ、立民、無所属の新人3人が戦う。 都選挙管理委員会によると、同日に9選挙区で都議補選が行われるのは過去最多。(三宅千智) ◇ ◇◆女性候補者は50% 前回都議選の28%を上回る
都議補選には計9選挙区に男女それぞれ15人が立候補した。女性比率は50%。全42選挙区で行われた前回2021年の都議選の28.4%を大きく上回った。 足立区が女性2人の一騎打ち。品川区と府中市で女性の候補者が男性を上回った。江東、中野、北の3区は男女同数。板橋区、南多摩(多摩市、稲城市)は男性が上回り、八王子市は男性2人の争いとなった。 都選管のホームページで記録を確認できる1947(昭和22)年の第2回都議選では、定数120に計396人が立候補。女性はわずか3%(12人)だった。 女性比率が10%台に乗ったのは89年。その直後に行われた参院選では、日本初の女性党首・土井たか子さん率いる社会党が女性候補の大量擁立で、自民党を過半数割れに追い込む躍進を果たし「マドンナ旋風」が流行語になった。 2009年以降は20%を超えるようになり、前回都議選の当選者の女性比率は、候補者の比率を上回る32.3%だった。 今回補選ではどんな結果が出るか。ちなみに9選挙区の欠員は江東、足立、八王子、府中、南多摩の5選挙区が男性議員の辞職や死亡、ほかは女性議員の辞職により生じていた。(小形佳奈) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。