「日韓次官戦略対話」は両国の外務次官が毎年、北朝鮮をはじめとする地域情勢などの課題を議論するもので、関係悪化で9年間、開かれていませんでしたが、去年再開しました。

ことしは、外務省の岡野事務次官と韓国のキム・ホンギュン(金ホン均)第1外務次官が出席して東京都内で開かれ、両氏は今月18日にロシアと北朝鮮が首脳会談を行い、軍事協力を強化する動きを見せていることについて、地域の安全保障を脅かすものだとして憂慮を示しました。

また北朝鮮による核・ミサイル開発や拉致問題などについて、国連安全保障理事会での協力を含め、日韓両国やアメリカを含めた3か国で緊密に連携し、対応していくことで一致しました。

一方、両国の懸案となっている新潟県の「佐渡島の金山」をめぐっても意見を交わし、岡野次官は世界文化遺産への登録を目指す日本の立場を改めて伝えました。

※「ホン」は火へんに「共」

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