伊豆諸島の鳥島東方海域で4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が衝突、墜落し、8人が死亡した事故で、海自は30日、うち1機が所属する小松島航空基地(徳島県)で葬送式を開いた。海自トップの酒井良海上幕僚長は弔辞で「尊い犠牲を決して忘れず、海上防衛の任務を全うする」と述べた。式は非公開で、海自によると木原稔防衛相ら約350人が参列した。
4月20日深夜、対潜水艦戦訓練に参加していたSH60K哨戒ヘリ2機が飛行中に衝突し、墜落した。海自は2機の搭乗者計8人のうち、1人を救助したが死亡を確認。6月11日、行方不明の7人は死亡と判断した。
海自は同22日、もう1機が所属する大村航空基地(長崎県)でも葬送式を開いた。〔共同〕
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