都道府県知事の2023年の収入を示す所得報告書が1日、出そろった。公開対象となったのは前職を含む43人で、給与所得の平均は1906万円だった。36人が前年より増えた。トップは埼玉の大野元裕知事で3299万円。要因として民間の賃上げに合わせた地方公務員給与のボーナス引き上げが目立った。  給与所得で大野氏は4年連続のトップ。県からの給与に加え、取締役を務める会社からの報酬が1430万円あった。次いで神奈川の黒岩祐治知事が2470万円。最も低いのは、就任時から給与半減を続ける東京の小池百合子知事で1284万円だった。  給与増だった36人のうち、増加額が最も多いのは大野氏で360万円。


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