秋田市の6月定例議会が1日に閉会した。サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムの議論が交わされたが、穂積市長は閉会後「八橋が一番有力」と述べた。具体的な建設場所について明言は避けたが、球技場や第2球技場辺りで検討する可能性を示唆した。
秋田市は、新スタジアムを外旭川地区のまちづくり事業の一環で整備し、卸売市場の再整備で生まれる空きスペース「余剰地」に建設するとしている。
しかし、Jリーグから新スタジアムの着工の遅れを指摘されていることなどから、穂積市長は6月3日、八橋運動公園に整備することも「一つの選択肢」と発言していた。
新スタジアムの建設地については、秋田市の6月定例議会で議論の大きな焦点となった。穂積市長は1日、議会閉会後に記者から「八橋案はかなり有力か」と問われ、「八橋が一番有力だと僕は思っている」と述べた。
その上で「以前は、中高生の活動の中心地なので芝生公園(健康広場)や第2球技場はあのまま残すべきという意見があった。そういう意識が今は変わってきた。県ラグビー協会の三浦会長と意見交換するが、ある程度柔軟に対応できると。サッカースタジアムとラグビーも一緒に供用できるんだろうと意識も変わってきた」と話した。
穂積市長は、八橋運動公園の具体的な場所について明言は避けたものの、球技場や第2球技場周辺を建設地とする可能性を示唆した。
また、新県立体育館の建設後に解体される県スポーツ科学センターの跡地や相撲場の辺りで「健康広場のようなものができるだろう」とも述べた。
さらに、9月から解体予定の文化会館の跡地を「駐車場に使えるのでは」と自身の考えを明かした。
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