日本維新の会の藤田文武幹事長は3日の記者会見で、東京都知事選(7日投開票)で前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏を支援する維新の世田谷区議が離党届を提出したことについて、「大変残念だ」と語った。
維新は都知事選で独自候補の擁立を断念し、特定の候補者を支援しない「静観」の方針を表明。これに対し、区議は自身のブログなどで「議員として意思表示しないことは有権者に対して不誠実かつ怠慢だ」などと反発。石丸氏を支援する考えを示し、都議補選が告示された6月28日に離党届を提出したと明かした。
東京維新の会幹事長の音喜多駿政調会長はX(ツイッター)で区議の対応について、「補選の初日にわざわざ党にダメージを与える形」だとして「大変遺憾だ」と批判。藤田氏は会見で「党を離れた上で堂々と応援するのは尊重すべきだ」との見解を示し、処分の可能性については「党員として(石丸氏の支援を)できないから離党するという事実だけでいうと、私は処分対象にならないと思う」と語った。【田中裕之】
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