東京都の小池百合子知事が学歴を詐称しているとの主張を改めて展開した、元側近の小島敏郎氏による17日の会見。予定時間を超過して質疑が行われるなど、一定の注目度の高さをうかがわせた。
日本外国特派員協会(千代田区)で行われた会見は、午後3時ごろから始まった。小島氏は会見の冒頭で、小池氏の「カイロ大卒」との学歴について令和2年に詐称疑惑が取りざたされた際、卒業証明の声明を同大から出してもらうことを自身が小池氏へ提案したことなど、月刊誌上ですでに発表した経緯を改めて説明。当時の小池氏とのやりとりのメールなどは、「証拠として保全している」と説明した。
今後、小池氏がカイロ大卒と明記して選挙に出た場合、小島氏は公職選挙法違反の罪での刑事告訴を示唆。その後の質疑で記者から、「証拠」を提示するよう求められると、「訴訟の段階になれば、全てを明らかにする。裁判官や検察官に(証拠を)出す」などと説明した。
会見は当初予定の1時間を超え、1時間半ほどにわたって行われた。
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