暴力行為や威圧的発言をしたとされる岩手県宮古市の市議会議員2人について、7月5日に議会の政治倫理審査会は条例違反にあたると判断しました。
市議の1人は抗議しています。
これは5日の宮古市議会全員協議会で報告されたものです。
それによりますと、田代勝久市議は2024年3月に市内の飲食店で、市民に言いがかりをつけて暴力を振るい警察の事情聴取を受けたということです。
また工藤小百合市議は2024年4月、小学校の入学式の案内がなかったことに腹を立て、学校に対し「地域に貢献していないから呼ばないのか」などと威圧的な発言をしたということです。
2人については6月から議会の政治倫理審査会が調査を行ってきましたが、田代市議については大筋で認める発言があったほか、工藤市議については学校側が「お怒りだった」と受け止めていることなどから、いずれも政治倫理条例違反にあたると判断したということです。
5日は田代市議は欠席しましたが、出席した工藤市議は審議不十分だと抗議しました。
宮古市議会 工藤小百合議員
「関係者が一同に対面し事実確認を行う必要があります。双方に誤解があるならば誤解を払拭するため公正な審議会の運営を求めます」
議会では7月19日までに各市議が弁明文の提出などを行わない場合、辞職勧告を含む必要な措置を取るとしています。
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