東京都庁=小川信撮影

 任期満了に伴う東京都知事選は7日、投票日を迎え、都内1800以上の投票所で午前7時から投票が始まった。投票は終了時間を繰り上げる伊豆諸島などの一部の投票所を除いて午後8時に締め切られ、即日開票される。7日深夜までに大勢が判明する見通し。

 今回の都知事選には史上最多の56人が立候補。現職の2期8年の都政運営への評価や、合計特殊出生率が全国最低の0・99となった中での子育て支援策、防災対策や都心部の再開発のあり方などを巡って17日間にわたり論戦が繰り広げられた。

 都知事選の投票率は前回2020年が55・00%で、新人同士の争いだった前々回の16年は59・73%だった。今回は候補者数が過去最多に上るなど話題が多く、投票率の行方にも注目が集まっている。

 都選挙管理委員会によると、6月21日~7月5日の15日間に期日前投票を終えた有権者は165万4402人で、投票率は14・34%だった。前回選の同時期より27万5980人多く、都知事選で期日前投票が導入された07年以降で過去最多となった。【深津誠】

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