静岡県の鈴木知事にとって初めての県議会が7月8日に閉会しました。川勝前知事との間で混迷を深めた知事と議会の関係ですが、鈴木知事はどう対応したのでしょうか?
鈴木知事 初の定例会は無事終了
静岡県議会6月定例会は8日に最終日を迎え、委員会ごとの議論の結果が報告されたあと、条例の改正など23の議案が可決されました。
委員会は浜松市で計画されている新野球場について、ドーム型や屋外型など3案を残したまま、今後設置する協議会で案を絞っていくことに異論が出なかったことを報告しました。
会見や答弁で議会に配慮した姿勢を示してきた鈴木知事。
議会閉会後、会派へのあいさつ回りを行いました。
自民系「落ち着いた議会運営だった」
鈴木知事:
無事に定例会も終了しましてよかったなと思います。(Q.県議会とのコミュニケーションは?)通常通りしっかりとコミュニケーションが取れたと思います
これに対し最大会派・自民改革会議も落ち着いた議会運営だったと振り返り、今後も議論できる関係を続けていく考えです。
自民改革会議・相坂摂治 代表:
(以前と)比較して慌ただしかったとか、前はこうだったとかいうよりも(知事と議会の関係が)再生したという捉え方をした方がいい
鈴木知事は県の総合計画の前倒しや行財政改革などをさらに独自色を出していくとみられ、今後の県政運営が注目されます。
県議会の最大会派は自民党系で、知事選では対立候補を応援しましたが、鈴木知事は対立を避け配慮と対話によってスムーズな行政運営を進めていると言えそうです。
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