参院本会議で法案名を読み間違え、笑みを浮かべる尾辻秀久議長=国会内で2024年4月26日午前10時3分、平田明浩撮影

 自民党の尾辻秀久参院議長(83)=鹿児島選挙区=は9日、2025年改選の次期参院選に立候補せずに引退する意向を固めた。議員任期が満了する同年7月まで議長職を続ける意向だ。

 尾辻氏の事務所によると、年齢や体力を考慮し、議員活動を継続することは難しいと判断した。党や県連などが後任候補を選定する期間を確保する必要があると考え、この時期に引退を決断したという。

 1940年生まれ。東大を中退後、鹿児島県議を経て89年の参院選で初当選した。厚生労働相、自民党参院議員会長、参院副議長、日本遺族会長などを歴任した。【竹内望】

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