岸田首相は10日午後、NATO首脳会議に出席するため羽田空港を出発し、アメリカ・ワシントンへと向かった。

岸田首相は出発を前に記者団の取材に応じ、「NATO設立75周年を記念する今回の首脳会合においては、欧州大西洋とインド太平洋の2つの安全保障環境は不可分であるとの認識を各国首脳と確認したい」と述べた。

その上で「日本を含むインド太平洋のパートナーとNATOの持続的な協力関係を確認する機会としたい」と強調した。

また、ワシントン訪問中に行う英国のスターマー新首相との初会談については「近年特に緊密な日英のパートナーシップについての具体的な方途等についても意見交換したい」と語った。

さらに韓国の尹錫悦大統領や、オランダ、スウェーデン、フィンランドの各首脳との個別会談を行う予定を明らかにし、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国首脳とウクライナのゼレンスキー大統領との会談も行うと明かした。

また、アメリカに続いて訪問するドイツについては「近年、特に協力が進展している安全保障分野において協力の推進をショルツ首相との間で意見交換し確認したい。あわせて経済安全保障を含む経済分野における協力、連携強化について議論したい」と語った。

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