東京都知事選で蓮舫氏3位という結果を受け、野党では様々な議論が巻き起こっている。立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は、次期衆院選に向け泉健太代表に退陣要求を行った。
■「共産支援が無党派層支持を欠く一因」
国民民主党 玉木雄一郎代表「蓮舫候補が出て戦うことで勢いをつけて次の衆議院選挙、そして政権交代という戦略だったんでしょうけれども、明らかに政権交代の機運に水をさしましたね。私はもうこの“立憲共産党”路線は、今回で一つの終焉(しゅうえん)を迎えたのではないかなと」 玉木代表は9日、東京都知事選で立憲民主党と共産党が支援した蓮舫氏が2位ではなく3位となったことを受け、両者の関係見直しを求めた。玉木代表は「蓮舫氏を共産党が支援したことが無党派層の支持の広がりを欠く大きな原因の一つとなった」と指摘した。
そのうえで、玉木代表は「目先の選挙のためだけに、考え方の合わない政党と協議してきた結果が、集大成が今回の東京都知事選だったのではないでしょうか」と述べ、立憲民主党の対応も批判した。
玉木代表は、今後の野党の連携のあり方について、立憲民主党の泉健太代表と話し合いの場を設けるとしている。
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■次期衆院選での政権交代を見据える小沢氏■次期衆院選での政権交代を見据える小沢氏
その泉代表を巡っては9日、立憲民主党の重鎮から“退陣要求”も飛び出した。 小沢議員「泉でやったら、またダメじゃないか。沈没じゃないか。結局、何もやらなかった」
小沢氏は9月に行われる代表選について、泉代表に代わる新たな候補の擁立を目指す方針を示した。
代表選には、野田佳彦元総理大臣や枝野幸男前代表らの名前が挙がっているが、小沢氏は「日本維新の会や国民民主党などと共闘することができる代表を選ばないといけない」と主張。見据えているのは、次期衆院選での政権交代だ。
小沢議員「候補者をいっぱい立てれば、自民党に勝てないじゃない。政権を取れるそのための段階として、野党の共闘体制を構築する。そういう執行部でなきゃダメだ」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月10日放送分より)
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