岸田文雄首相は11日(日本時間12日)、防衛省・自衛隊で特定秘密の不適切な取り扱いなど複数の不祥事が相次いでいることについて「国民の皆様にご心配をおかけしていることに、おわび申し上げなければならない」と陳謝した。その上で、木原稔防衛相の進退については「防衛相の責任として強力なリーダーシップを発揮し、国民の信頼回復に全力であたってもらわなければならない」と述べ、続投させる意向を示した。米ワシントン郊外のアンドルーズ米空軍基地で同行記者団に語った。
また、9月に予定される自民党総裁選に向けた対応については「政治改革を含めて内外の課題に全力で取り組み、結果を出すことに全力を挙げているところであり、それ以外のことは今考えていない」と述べ、従来の見解を改めて示した。【ワシントン中村紬葵】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。