自民党の渡海紀三朗政調会長は14日、神戸市で開いた党兵庫県連大会で9月の総裁選について発言した。政治資金問題で失墜した国民からの信頼の回復に向け「これまでと違った選挙戦にする必要がある」と述べた。
街頭演説会を増やすほか、党が各候補者の広報を支援することを例示した。選挙期間も通常より日数を確保したい考えを示した。「できるだけ政治日程に支障をきたさない範囲で時間をとるべきだ」と述べた。
総裁公選規程は投開票日の12日前までに告示すると定めており、これまでは選挙期間を12日間程度にすることが多かった。
「資金力がないと選挙に出られない、運動のために非常にお金をかけるということは慎まないといけない」とも指摘した。候補者が党員にパンフレットを郵送したり、電話をかけたりすることに多額の資金がかかると説明した。
党の地方組織からは総裁選で地方の党員票の比重を重くするよう総裁公選規程を変更してほしいとの声も上がる。渡海氏は「今回の選挙で大きく変えるのはなかなか難しい」との認識を示した。
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