核兵器廃絶や平和への願いを訴える「ながさき平和大集会」が長崎市で開かれました。
思想に関わらず平和を願う誰もが参加できる「ながさき平和大集会」
被爆者で医師の故・秋月辰一郎さんが呼びかけ、1989年に始まりました。
地道に平和活動を続けてきた人の功績を称える「秋月平和賞」が被爆者の城臺美彌子さん(85)と横山照子さん(82)の2人に贈られました。
6歳で被爆した城臺さんは小学校の教師として平和教育に取り組み、退職後も修学旅行生などに被爆体験を伝え続けています。
城臺美彌子さん
「私のしたことは、1人だけでは絶対にできなかったこと。『証言の会』のたくさんの先輩から教えてもらったこと。半ばにして亡くなっていった。私はその方々の代わりにいただいたと思っている」
4歳で入市被爆した横山さんは、被爆者団体「長崎原爆被災者協議会」の相談員として、生活や制度面での被爆者の支援に取り組みました。
横山照子さん
「私だけではなくて、私が仕事をしたことは皆で支えてやってきた」「被爆者援護をしている皆と一緒にいただいたと思います」
集会では、核兵器をめぐる国際情勢についての講話も行われ、参加者たちは被爆地から声を上げる大切さを改めて胸に刻んでいました。
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