米国のトランプ前大統領が選挙集会中に銃撃された事件を受け、岸田文雄首相は16日の自民党役員会で「民主主義に対する暴力の挑戦であり、決して許されない」と発言した。茂木敏充幹事長が役員会後の記者会見で明らかにした。

 会見で茂木氏自身は銃撃事件について「民主主義の根幹である選挙集会の最中に行われた卑劣な暴力行為だ」と非難した。閣僚として担った日米貿易交渉を振り返り、「私はかつてトランプ大統領から『茂木はタフだ』と言われたこともあるが、耳を負傷しても拳を振り上げる様子を見て、トランプ氏こそ本当にタフだなと感じた」と語った。

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