岸田文雄首相は16日、首相官邸で太平洋島しょ国の首脳と個別に会談した。東京電力福島第1原子力発電所から海洋放出する多核種除去設備(ALPS)処理水について「今後も安心を高めていく」と語った。

外務省によると、パプアニューギニアのマラペ首相は安全性を確保するための日本側の取り組みに信頼を示した。バヌアツのサルワイ首相とニウエのタンゲランギ首相も歓迎の意を表明した。

16日は都内で開幕した「太平洋・島サミット」に出席するため来日したツバル、バヌアツ、ニウエ、パプアニューギニアの各首脳と会談した。17日以降も首脳会談を予定し、処理水放出について日本の立場を説明する。

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