日本維新の会の馬場伸幸代表は18日の記者会見で、立憲民主党を名指しして「たたきつぶす必要がある」と改めて非難した。28日投開票の衆院補欠選挙が東京15区と長崎3区で立憲などとの野党系対決となる中、馬場氏の過激とも言える発言が続いている。
馬場氏は今回の補選の位置づけについて、「プロ野球でたとえるなら、日本シリーズで自民党と戦う。今はその前のクライマックスシリーズを(立憲と)やっている。この戦いに勝ち抜けなければ、我々が政権政党になっていくことも難しい」と説明。立憲がこの日の衆院憲法審査会で改憲議論に消極的な見解を示したことを挙げ、「ひどいことを堂々とおっしゃる政党だ。立憲はたたきつぶす必要がやっぱりあると、今日改めて感じた」と語った。
馬場氏は16日の告示日にも「立憲に投票しないでください」と非難した。会見で一連の発言は適切な表現であるか問われると、「選挙だからこそ本当のことを言うべきだと思う。我々はこれからの日本を憂い、(議員)バッジをお預かりして、仕事をさせていただいている意識の集団だ。そのことを理解いただくための逆説的な言い方として申し上げている」と語った。【田中裕之】
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