陸上自衛隊は5月に手りゅう弾を投げる訓練中、自衛隊員1人が亡くなった事故の原因について調査報告書を公表しました。正しい退避行動ができていなかったことや指揮官の指導不足を指摘しています。

森下陸上幕僚長
「大切な同僚を失う悲しみを二度と繰り返さないよう強く決意し、安全管理の徹底を図り、再発の防止に全力を挙げることをお誓い致します」

 報告書では、手りゅう弾を投げた後は防護壁の前方に寄り掛かり、頭を伏せるとの決まりがあるにもかかわらず、現場の隊員らは、その決まりを認識していなかったと指摘しています。

 指揮官も正しい退避行動などを理解していなく、指導が不十分であったとしています。

 陸上自衛隊は正しい退避行動について動画を視聴するなど、再発防止策を徹底するとしています。

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