自民党の石破茂氏

 自民党の石破茂元幹事長は21日、9月に予定される自民党総裁選に出馬するかどうかについて「今申し上げる段階ではないが、やっぱりお盆が一つのめどではある」と述べ、8月中旬以降に判断する考えを示した。

 地元の鳥取市内で記者団の質問に答えた。出馬・不出馬の表明について「早く言えばそれで良いというものでもない」と言及。「世の中で言われている」総裁選候補者として茂木敏充幹事長、高市早苗経済安全保障担当相、小林鷹之前経済安保相、河野太郎デジタル相の4人の名前を挙げ、「いろんな人がまだ何も言っていない時だ」とし、「少なくともお盆まではよく熟慮すべき時ではないか」と述べた。

 岸田文雄首相が出馬の可否を判断するのを待つのかとの質問には「そこはいろんなことがあるんだろう」とし、「(首相の)問題意識を聞かなければ(自身の)判断にもならないでしょう。それも聞かないで『俺は出るぞ』みたいなのはどうでしょうね」と語った。【川口峻】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。