任期満了に伴い20年ぶりとなった小浜市長選挙は21日、投開票が行われ、元市議会議員で新人の杉本和範氏(44)が初当選を果たしました。小浜にとっては16年ぶりの新市長誕生となりました。
       
21日に投開票が行われた小浜市長選挙では、新人の杉本和範氏が8291票を獲得し、現職の松崎晃治氏に990票差をつけて初当選を果たしました。
   
今回の市長選挙は、5選を目指す現職と、元市議の新人による一騎打ちとなりました。
  
杉本氏は「潤うまち小浜」を掲げ、市民との対話を重視する市民が主役のまちづくりを訴え、30代・40代を中心とした若者世代や無党派層への支持を集めました。
杉本氏:
「小浜の誇りを取り戻していく、小浜の未来を私が先頭に立ってつくっていくので、これからも皆さんの声を届けてほしい」
   
一方、4期16年の実績と人脈をアピールし戦った松崎氏ですが、5選を果たすことは出来ませんでした。
松崎氏:
「今まで私がやってきた政策が市民に浸透していなかった。厳しい選挙であった」
   
県内9つの市長としては最年少となる杉本氏。小浜の将来を担う今後の市政の舵取りが注目されます。
  
22日は当選から一夜明け、杉本氏が記者会見を開き、今後の抱負や取り組む政策などを語りました。
  
Q.一夜明けた心境について
「これから市民の暮らしを守っていくという覚悟を、もう一度持ち直したというのが正直な思い」
 
Q.勝因は
「政治家の“姿勢”が、いま政治とカネの問題などで問われる中で、小浜市のリーダーに対しての”姿勢”を、市民は見ていたのだと思う」
 
Q.まず取り組む政策は
「20年先になるかもしれない新幹線全線開通を受けて、暮らしやまちづくりをしっかり進める。地域の価値を生かすまちづくりを早急に進めたい。私自身の覚悟がより大きくなった。市民の負託にしっかりこたえられるよう取り組んでいく」
 
また、午後には市の選挙管理委員会から当選証書が手渡されました。
 
杉本氏は8月5日に初登庁し、16年ぶりの新市長による新体制がスタートします。

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