防衛省は22日、米国のオースティン国防長官、韓国の申源湜(シンウォンシク)国防相が来日し、28日に日米韓防衛相会談を東京で開催すると発表した。日本で日米韓3カ国の防衛相会談を行うのは初めて。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮情勢を念頭に、3カ国の防衛協力強化に向けた取り組みを議論する。
3氏の会談は今年6月にシンガポールで実施して以来。この時は国際会議に合わせて行ったが、3氏は共同声明を出し、日米韓防衛相会談を国際会議とは独立した形で各国で行うと合意していた。今回はその初回会合となる。
日韓間では韓国海軍によるレーダー照射問題について再発防止策で合意しており、関係改善基調が続く。日本政府は日米韓3カ国の防衛協力を強化することで、東アジア地域の安全保障環境への対応力を高めたい考えだ。
日米韓防衛相会談では、年内に策定する方針の3カ国の安全保障協力枠組みや、訓練などの防衛交流の強化についても話し合う見通し。【中村紬葵】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。