「被爆体験者」を被爆者と認めてほしいと求める署名活動が22日に長崎市で行われました。
署名活動を行ったのは、県内15の病院や診療所などでつくる「県民主医療機関連合会」です。
「被爆体験者」は原爆投下時にいた場所が、国の援護区域の外だったとして被爆者と認められていませんが、広島では援護区域の外にいた人でも、放射性物質を含む「黒い雨」を浴びていれば被爆者と認められています。
民医連は「長崎にも黒い雨等は降っている。同じ被爆地で対応が異なるのはおかしい」などとして、「被爆体験者も被爆者と認められるべき」と訴えています。
長崎県民主医療機関連合会 川尻瑠美さん
「今 被爆体験者が置かれている状況を市民の皆さんに広く知っていただきたい」「(市民は)まだ知らないんだなというのを今感じてます」
被爆体験者 池山道夫さん(82)
「(広島は)40キロまで、長崎は12キロまで、こういうことはまずありえない」「法治国家にふさわしい決断をぜひしていただけたら」
署名用紙は県内の一部の医療機関に設置されているほか、「県保険医協会」のホームページからダウンロードすることができます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。