国民民主党の玉木代表は23日の記者会見で、前日の夜に立憲民主党の泉代表、両党を支援する連合の芳野会長の三者で会談したことを明らかにした。
22日夜に東京都内で行われた三者会談では、次の衆院選での連携の前提となる政策協議のあり方などをめぐって意見交換した。
玉木氏は会見で、三者会談を行ったことを明らかにした上で「基本政策の協議については我々としてもやる用意はあるということは申し上げた」と述べた。
その上で「共産党は自衛隊は憲法に違反しているという立場だ」と指摘し、「自衛隊という我が国の国防で必要不可欠な実力組織を、憲法に違反すると主張しているのでは政権は担えないし、担うべきではない。そこの整理はきちんとしていただきたいと申し上げている」と強調した。
芳野氏も共産党との連携に否定的な考えを示し、泉氏は「耳を傾けていた」という。
また、玉木氏は、立憲の野田元首相が22日の講演で、次の代表には自民党から離れた保守層を取り込める議員の選出が望ましいとの考えを示したことについて、
「政権を担おうとするのであれば当然だ」と述べた上で、「ぜひ泉さんにもそういう思いでやっていただきたい」と強調した。
泉氏は、政治改革や教育無償化など政策ごとに協力できる野党が連携する「ミッション型内閣」を提唱している。
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