安芸高田市の石丸伸二市長は市議会の広報誌の発行費用を巡り、予算案の審議のやり直しを市長が求めた再議が否決されたことから知事に審査を申し立てることを明らかにしました。
【石丸市長】
「執行部の立場で執行権、予算発案権が侵害されたという風に受け止めてますので、まずは県知事がどのようなご判断をされるのかそれを見極めたい」
石丸市長はこのように述べ、申立て期限の19日までに知事に審査を申し立てる方針を表明しました。
安芸高田市議会の広報誌「議会だより」をめぐって石丸市長は「議会の議事録にない虚偽の記載がある」などとして「議会だより」発行費用を今年度の当初予算案に計上しませんでした。
しかし議会側が発行費199万円の増額修正案を提案して可決したため、市長が「予算提出権限の侵害」として再議を求めていたものです。
再議を否決された場合は知事に審査を申し立てることができ、知事は90日以内に審査の結果を出すことになります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。