2年後の2026年に核軍縮などを話し合うNPT=核拡散防止条約再検討会議に向けた2回目の準備委員会が、スイスのジュネーブで22日に始まりました。

初日の委員会では、国連で軍縮部門の上級代表を務める中満泉 事務次長が「核兵器は威圧の手段として使用され続けている。核の抑止力よりも対話を優先することが重要だ」と述べました。

2023年開かれた1回目の準備委員会では、イランやロシアなどの反対により意見がまとまらず、議長の総括を公式文書として残せないまま閉幕しました。

今年は各国がどこまで歩み寄りを見せられるのかが焦点で、核軍縮の機運の醸成につながる前向きな姿勢や具体的な提案が示されるのか、注目されています。

日本時間の23日夜10時ごろからは、長崎市の鈴木市長がNGOセッションで演説する予定です。

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