【ロンドン時事】ロンドンを訪問した木原稔防衛相は23日昼(日本時間同日夜)、英国のヒーリー、イタリアのクロセット両国防相と次期戦闘機の3カ国共同開発に関して会談した。計画の重要性を改めて共有し、目標とする2035年までの初号機配備に向けた連携を申し合わせた。

日英伊の防衛相会談は英国の政権交代後初めて。次期戦闘機計画については英スターマー政権の国防政策見直しの対象となる可能性が一部英メディアで報じられており、木原氏としては着実に進める方針を内外に示したい考えだ。木原氏は会談で「共同開発という壮大な事業を共に成功へと導いていきたい」と強調した。

次期戦闘機は無人機などと連携する高度なネットワーク戦闘能力を特徴とする「第6世代機」で、日本は航空自衛隊F2戦闘機の後継と位置付ける。3カ国は企業との契約を一本化して開発計画を管理する政府間機関「GIGO(ジャイゴ)」を今秋にもロンドンに設立する予定。

日本、英国、イタリアで共同開発する航空自衛隊の次期戦闘機のイメージ模型=2023年3月、千葉市の幕張メッセ

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