スイス・ジュネーブで開かれているNPT=核拡散防止条約再検討会議の準備委員会で、長崎市の鈴木市長がスピーチしました。

長崎市 鈴木史朗市長
「核兵器は人間が人間らしく生きる尊厳を容赦なく奪い去る残酷な兵器なのです」

長崎市の鈴木市長は「NGOセッション」で各国政府の代表者に向けてスピーチし、原子爆弾が多くの一般市民の命や生活を奪ったことや、生き延びた被爆者が今なお、放射線の影響による苦しみや不安を抱えていることなどを訴えました。

その上でロシアによるウクライナ侵攻や中東での武力衝突が続く中、核軍拡競争が加速していることに危機感を示しました。

長崎市 鈴木史朗市長
「核兵器は絶対に使ってはならない。人類が核兵器のリスクから免れるための唯一の手段は「廃絶」しかないのだ。長崎を最後の被爆地に」

広島市の松井一實市長も核抑止論が広がる現状に懸念を示し、核軍縮に向けた対話による外交努力を各国に求めました。

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