寄贈された「ガンダムマンホール」2枚を披露する大阪府柏原市の冨宅正浩市長=18日、同市役所(©創通・サンライズ)

今年で放送45周年を迎えた人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクターと柏原市の特産品などが描かれたマンホールのふた2枚が市に寄贈され、18日に報道陣らに披露された。寄贈は府内の自治体で初めて。2枚同時の一般公開は、21日に市役所前の河川敷で開かれる「おおさかワインフェス」(荒天時中止)や22日~5月10日に市役所内で行われる。

市が玩具大手のバンダイナムコグループによる地域活性化企画「ガンダムマンホールプロジェクト」に応募し、選ばれた。関西では大津市、京都府京丹後市に続く3例目で、全国では静岡市や神奈川県小田原市など21自治体(18日現在)で寄贈が進むという。

寄贈されたうち1枚は、ガンダムと柏原特産のブドウやワインが描かれた。もう1枚は、奈良県境にある市の新たな観光資源「旧大阪鉄道亀瀬隧道(かめのせずいどう)」を背景にジオン公国軍のモビルスーツ「ドム」が立っている絵柄。いずれも直径約63センチ、重さ約40キロで、ガンダム版が白、ドム版が紫を基調にデザインされている。

幼少期はプラモデルに熱中するなど自ら「ガンダム世代」と語る冨宅(ふけ)正浩市長(48)はガンダムのパイロット、アムロ・レイになり切り「かしわら、行きま~す」と宣言。「ガンダムファンと絆ができ、柏原の観光や経済活性化につながる」と期待感を示した。

一般公開後の5月16日には市内2カ所に設置される予定。市は設置場所を公表せず、JR柏原駅や近鉄河内国分駅の周辺を「街ぶらしながら探してほしい」(担当者)としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。