【ビエンチャン時事】ラオスを訪問中の上川陽子外相は26日、首都ビエンチャンで韓国の趙兌烈外相と約45分間会談した。地域情勢について議論し、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた連携の重要性を確認した。北朝鮮情勢に関しても協議し、日韓と日米韓3カ国で緊密に連携して対応していくことで一致した。

日本政府が目指す「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録を巡っても意見交換した。韓国政府は戦時中に佐渡金山で朝鮮半島出身者の「強制労働」があったとして展示や慰霊施設を整備するよう求めていたが、今回の外相会談に先立ち、韓国外務省当局者が登録を容認する方針を示した。

ラオスで韓国の趙兌烈外相(右)と会談する上川陽子外相=26日午後、ビエンチャン(外務省提供)

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